第79回アカデミー賞で、ヘレン・ミレンが主演女優賞に輝いた
映画『The Queen』を見てきました。
1997年にダイアナ元皇太子妃が事故で亡くなった時の
イギリス王室の舞台裏を描いた作品。
首相に就任したばかりのトニー・ブレア氏など、
王室を取り巻く人々の思惑や、イギリス国民の動揺など、
様々な感情が渦巻き、世界中が動向に注目する中、
伝統あるイギリス王室の在り方や、
国家元首としての立場を考えて苦悩するエリザベス女王。
個人的な感情をいかに抑えるか・・・。
女王の葛藤をヘレン・ミレンが見事に表現していました。
女王ご自身も、この映画を気に入ったらしく、
ヘレン・ミレンをバッキンガム宮殿の夕食会に招待したとか・・・!
(なんと、忙しくてお誘いを断ったそうですが・・・)
守り受け継いでいくことは、変化させることより遥かに難しい。
改めて思い知りました。
時を経て不具合が生じたものに手を加えることは、もちろん必要。
でも・・・なぜ今まで使われてきたのか、その理由をしっかり考えないと、
良い部分までも失ってしまうことになります。
『The Queen』 見終わってから、色々なことを考えた映画でした。
オンボロのローバーを自ら運転するエリザベス女王に刺激され、
ワタシも四駆を乗り回してみたくなりましたが、
女王のように自動車整備の心得はないので、慎もうと思います。(笑)
<オマケ>
街で出会った “まゆ毛犬”!
ご立派な眉毛です。
凛々しい・・・っていうか、笑っちゃう☆
思わず写真を撮らせてもらいました。ご近所じゃ有名なのかな?!