どうも。高い所から失礼します、コバヤシです。
つひに・・・。標高2857m、北アルプス常念岳に登ってきました。
“ついに”というのは、何故かといいますと、
番組でも言った事ありましたが、常念岳登頂は今年の目標でありました。
『今日は常念見えるかな』ていうチェックは、
僕のちょっとしたライフワークみたいなもんに(知らずのうちに)なってまして、
晴れた日は、必ずその堂々とした姿を拝んでいました。
そんな憧れの常念さんキッカケで山登りでも始めてみよかな。と思ったのが今年。
登山経験者な仲間と密かにそのチャンスを狙っていました。
しかし予定がなかなか合わず、季節は秋も終わり間近。
いかーん!と焦っていたところで、ついに。この日がやってきた訳であります。。。が。
ガビーン!!!
その日の前日、まさかの雪化粧。真っ白すぎてびっくり。
天気は安定していたので、山小屋で情報などを仕入れて装備を万全にし、
無理はせず、登れる所まで登ってみようということになりました。
紅葉の一の沢登山口からおよそ4時間半、標高2466m常念小屋に到着。
とにかくお空が全ての味方をしてくれました。
天球上は360度、雲ひとつなし。風もほとんどなし。
雪をまとった槍ヶ岳の稜線が目に飛び込んできたときの感動といったら、もう。
今思い出しても、思わず鼻水が出てきそうになります。ジュル。
同時に、そのむき出しの自然の姿は恐ろしく感じたのもまた事実。
荷物を置いて、山小屋でハンバーグカレーを食べて(うまい)、
いよいよ、ここから400mほど登った山頂を目指して出発。
一歩。一歩。一歩。一歩。
ここまで一歩を意識したことは、なかった。
息もゼエゼエ。足もピリピリ。
しかーし、なかなかてっぺんは見えてこない。
だからこそ、一歩。一歩。一歩。また、一歩。
ゼェーーー。ちくしょー。ついたるー。
そんな一歩の一歩の積み重ねが、何百歩、何千歩となって、
いつしか、てっっっぺんへと体を運んでくれました。
バンジャーイ!
この日は、奇跡の360度世界丸見え。富士山も遠くに見える。
あれは浅間山。あれは八ヶ岳。あれが乗鞍で、向こうが御岳。
それが槍ヶ岳で、あっちが白馬。すぐ真下が、安曇野・松本平。
ああ、いつもあそこからこの山頂を眺めているのだねボカぁ・・・。
心を満たすとびきりフレッシュでジューシーな充実感。
カタチはなくて、いずれは消えてしまう、はかないこのきもち。
でも、これを味わうために人は山に登るのか。
これからも自分のペースで、山登り、楽しんでいきたいなぁと。
まずは、体力。つけます。ハイ。笑
階段をカクカクとロボットのように登る、今日のコバヤシでした。
☆おまけ
・ご来光にも心洗われました。地球は今日も回ってくれてます。
・今回撮ってきた写真の半分以上は、またしても、 苔。(汗)
シーズン先取り(?)の、雪とのコラボを、あなたに。