今日2月8日を中心に、松本市内8箇所では
「事八日」の行事があります。
1年の無病息災を願って大きな数珠を廻しながら
念仏を唱えたりするものですが、
今日はそのうちの1箇所、国の重要無形民俗文化財に
指定されている「追倉の綱引き」を見学してきました。
松本市内でも高台にある5軒のお宅だけで受け継いでいる
行事で、他の地域の事八日とは違うところが多いのです。
まずはそれぞれの家からわらを持ち寄り、
長さ10mにもなる縄(というより綱)をなうところから始めます。
その後はおうちの中に移動してご飯をいただいてからその縄を輪っかにして、
数珠ではなくその縄を、みんなでお念仏を唱えながら回していきます。
それが終わると今度は縄を解いて、男女に分かれて綱引きをする・・。
(しかも室内で!!)
これは豊凶占いにもなっていて女性が勝つとその年は豊作なんだそうです。
(もちろん今年も女性の勝利!)
その後は地区の入り口にある道祖神と庚申様(写真のちょっと不思議な神様)に
8の字に巻いて終了、という全部で2時間ほどの行事です。
ん~~・・・うまく説明できないのが残念なんですが、
一言で言うと「非っ常に興味深い」!!
国の重要無形民俗文化財だけに(?)、
その1つ1つにちゃんと意味があって代々受け継がれてきている行事なんですねー。
いろんな伝統が形式的になってきている現代においては
本当に貴重なものを見せていただきました。
久々に向学心を刺激された気が!こういう文化、いろいろ学んでみたくなりました。